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どこが安全だって?

【原付きレースで男性が死亡 愛知・美浜】
 8日午後1時35分ごろ、愛知県美浜町の「LIDO美浜サーキット」で、原付きバイクのレースに出場していた同県弥富市境町、農業、山口友輔さん(23)が転倒してコース左壁面に激突。胸を強打し、間もなく死亡した。
県警半田署の調べでは、現場は右カーブの出口付近で、山口さんはカーブを曲がりきれず、体勢を崩して転倒したという。

事故があったのは1周1200メートルのコースを周回する5時間耐久レースで27組が出場。午前10時40分ごろスタートしていた。山口さんは友人2人とチームを組んでいた。【加藤潔】
                   毎日新聞 2008年6月8日 19時40分(最終更新 6月8日 20時41分)


で、思い出したのが↓こんな映像・・・・・


亡くなられた方の冥福は祈るし、その身内の方の悲しみも容易に想像できるが
こういうニュースを見ると、思考停止したバイク乗り達が呪文のように繰り返す
「峠よりサーキットのほうがはるかに安全」というセリフが、如何にイイ加減な
おためごかしに過ぎないか・・・・ということがよく分かる

サーキットだろうが峠だろが街中だろうが、速度の高い低い、バイクの性能に関わらず
バイク(&車)が走ってる状態が、【常に危険な状態】であることは自明のことだ
サーキットにはコースマーシャルがいて、事故後にすぐフォローが入るせいで
二次被害が起きる確率が低いというだけの違いしかない
それで「峠よりサーキットのほうが安全」と決めるのは余りにおめでたく、短絡的に過ぎるだろう

もちろん、グル珍することを「朝錬」と詐称して、峠道で暴走行為を繰り返す連中が
バイクに乗る者の意識としてはバカスク乗り並みに低く、危険だと私も思う
いくらJIS規格のヘルメットを被っていても、MFJ公認の革ツナギを着ても、
乗る人が「バイクは剥き身の包丁と同じくらい危険なシロモノ」であり、
「車は引き金に指をかけられたショットガンと同じ様なもの」と理解していないなら、
道に慣れ、スピードに慣れれば「きっと大丈夫だろう」という予断が生まれ、危険度は増していく



何処に誰と居ても、どんなに高額な保険に入っていても、それらは
【取り返しのつかなくなった後】で役に立つもので、自分の身代わりにはなってくれない
(サーキット内の事故には自動車保険はおりないし)

個人的な感覚で恐縮だが、「バイクは安全」と謳いたがる人ほど
「危険」に近づくのが好きな傾向があるような気がする

周りに流され、「これくらい皆やってるんだから大丈夫」と思い込み、
それは「自分が勝手に決めた自分だけの安全」だということに気付かず
バイクは危険な乗り物だという現実から目を逸らす
「自分に安全な要素」を集めてはすがり付き、「○○だから安全」「○○だから大丈夫」
「○○だから危険は無い」・・・・・・と、必死に安心したがる
その安心こそが危機意識を薄れさせるものだということに気付けない人こそ
それ以外の人にとっては「危険な存在」になる
アクシデントは常にそんな人に「付け入る隙」を窺っているのだから

私が20代前半の頃、友人がバイクで亡くなった
明け方、原付で、緩やかなカーブ外側の電柱に激突したらしい
ヘルメットは被っていたし、原付だけにスピードなんて大して出ていなかったろう
でも友人の笑顔を二度と見ることはできない
事故後、友人の親御さんに「あなたもオートバイに乗るんでしょう?」と聞かれ
「はい」と答えた私に、「気をつけて下さいね」と言ったかすれた声は
今でもハッキリと思い出せる・・・・


もし「バイクは安全だ」とか、「自分は危険なことなんてしない」と言う人がいたら、
私はその連中こそ「危険な人々」だと思うことにしている
矛盾しているようだが、危険なモノをそれと認めればこそ安全になると思うわけです・・・・

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